「世界一大きな授業」とは

⇒2014年の「世界一大きな授業」はこちら

世界100カ国の子どもたちと一緒に教育について考える世界規模のイベントです。

現在、世界に学校に通えない子どもは、6,100 万人、文字の読み書きができない大人は7億7,500 万人もいます。こうした事実の背景には、紛争や貧困などはもちろん、教育への無理解や女の子など社会的弱者への差別といった、さまざまな問題があります。

「世界一大きな授業」とは、そんな世界の現状に目を向け、教育の大切さを同じ時期に考える、地球規模のイベントです。「すべての子どもに教育を」を合言葉に2003 年にスタートし、2008 年には885万人が参加し、ギネスブックにも登録されました。日本でも、2012 年には502 校/ グループ、5 万5,485 人が参加しました。今年も、世界100 カ国で一斉に開催します。

2000年、国際社会は2015年までにすべての子どもが小学校を修了することを約束しました。毎年4月に世界100か国以上で実施する「世界一大きな授業」は、多くの参加者にとって教育の現状について理解を深める機会となるばかりでなく、各国政府に働きかけ、世界の教育を変える大きな力になっています。

2013年の参加者数
684団体、59,116人

ギネス認定証
世界で885万人が参加した2008年の「世界一大きな授業」はギネス記録に登録されました。
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キャンペーンに参加する子どもたち(ヨルダン)
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新潟県燕南小学校

参加者から寄せられた政策提言ワークシート3700人分は、安倍内閣総理大臣のもとに届けられました。
お送りいただいたみなさまありがとうございました!

5月7日(火)17:00~18:00
高校生が「先生」、国会議員が「生徒」になる
国会議員のための「世界一大きな授業」
Ustream中継決定!

参加するメリット

【先生にとってのメリット】

教材は体験しながら学べる教材を用意しています。ご協力いただく先生方にとっては、参加型授業という授業形態を実践することができます。そして何より、子どもたちの生き生きとした姿をみることができます。一人ひとりが、私たちにもできることがあると前を向く瞬間に、生徒の成長を実感できるはずです。

【生徒にとってのメリット】

参加型学習を通して、楽しみながら自分自身で考える力が身に付きます。普段、教室に座っているだけでは経験できない学びがそこにはあります。

参加した先生の声

  • 生徒に話し合わせて考えさせる部分が多く、興味を持って取り組んでくれました。世界中の子どもたちの教育に関する状況を学ぶことができてとても有意義な教材でした。
  • キャンペーンの存在自体を知るだけでなく、内容解説や指導法が公開されており、体験的に学習できる構成となっているのが良いと思う。

参加した子どもたちの声

  • インドの子どもたちが全力で頑張っているのに、ぼくたちは何もやら なくてよいのだろうか、何かできることはないのだろうか。 (小学生)
  • 同じ子どもなのに、学校に行ける子といけない子がいて、 大人は何とも思わないのだろうか。 (中学生)
  • 子どもが団結して物事を考えると問題が解決できるのに、 大人の方が解決できず問題がたくさん起きるのは不思議だ。 (高校生)
  • 一人ひとりの力は小さく限られているが、 大勢で集まれば世界を動かすことができると思う。(大学生)

世界の子どもや先生の声

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以前は小学校に通っていたけれど、お金が足りず中学校に行けませんでした。家族は私の結婚の準備を進めています。同じ年頃の女の子が学校に通っているのを見ると、うらやましくなります。

サキナさん(ナイジェリア)

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家で話す言葉と学校で教わる言葉が違うので、授業が分かりません。もう3年生なのに、まだ先生の話が理解できません。そのせいで、先生は僕に体罰をふるいます。

バルン君(バングラデシュ)

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学校へのバスはなく、4kmくらい離れた学校に毎日1時間半かけて歩いていきます。僕のいとこは学校に通っていたけれど、毎日歩くには遠すぎたので、学校をやめてしまいました。

エサド君(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

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現在、1つの教室で70人の生徒を教えています。生徒数がどんどん増えていて、とても大変です。給料も決まった時期にもらえないことが多くて困っています。

トビアス先生(ザンビア)

世界一大きな授業に参加するには?

4月15日(月)~5月12日(日)の期間内に、授業案に沿って45 分程度の授業を実施いただける方を募集中です。
授業の場は学校や職場、サークルなど、どなたでもご参加いただけます。授業案やバックアップ資料はお申込みいただいた後、事務局より送付します。

応募方法お申し込みのページからお申込みください。
応募締切:2013年4月30日(火)
参加費:無料。

※教材の作成・運営費用に充てるため、寄付金を募集しています。1口1000円から。詳細はこちら

教材

どんな内容を学べますか?

教材のねらい

1. 世界の教育の現状について知り、教育の大切さについて考えること。
2. より良い世界のために活動する子どもたちがいることを知り、自分たちに何ができるか考えること。

内容

アクティビティ1:4択クイズ
・世界の教育の現状について知るためのクイズ
アクティビティ2-A(選択):識字
・世界の非識字者の現状を知り、文字が読めないことを疑似体験するゲーム
アクティビティ2-B(選択):教育と資金
・教育のための資金が十分でないことをリボンを使って体感
アクティビティ2-C(選択):女の子と教育
・女の子や女性が教育を受けることができない現状を疑似体験するゲーム
アクティビティ3:行動する子どもたちのエッセイを読もう
・現状を変えるために行動する子どもたちのエッセイ(パキスタンのマララさん&日本の子どもたちの2種類)
アクティビティ4:政策提言してみよう
・世界中の子どもが学校に通えるためにランキングと政策提言シートの作成

教材について

・アクティビティ1が基本編です。すべての対象者に実施してください。
・アクティビティ2は選択プログラムです。対象者やテーマに合わせて、3つの中から1つ以上を実施してください。
・アクティビティ3~4は発展とまとめのプログラムです。対象者に合わせて2つの中から1つ以上を実施してください。
・対象:小学校高学年以上
・時間:45分~60分
・人数:20~40名のクラスルームでの実施を想定して作成しています。
・形式:参加型学習ですすめてください

あなたの声を政府に届けよう

日本はもっと世界の子どもたちへの教育支援を!

国会議員が「生徒」になり、高校生が「先生」になる「国会議員のための世界一大きな授業」を2010年より実施しています。2012年のイベントには、副総理大臣をはじめ超党派で国会議員26人が出席。高校生の手作りによるゲーム形式の授業を通して、教育を受けられない厳しさ、格差を疑似体験するなど「生徒」たちはしっかり学びました。

「世界一大きな授業」で学んだ後は、日本政府の教育支援の拡大を願うメッセージ書いてください。「世界一大きな授業」に参加した子ども代表とJNNEが日本政府を訪問し、政策に反映されるように伝えます。

キャンペーンを主催するJNNEは、①日本からの途上国への援助は小学校などに対して少額なので、もっと増やすこと。 ②紛争後の混乱のある国や、より貧しい国への援助に力を入れること、③先生の給料を支援することで教育を受けられる子どもが増えること、④豊かな国の一つとして、国際社会が取り組むグローバルパートナーシップ基金(GPE)にもっとお金を出すことを提言しています。

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「世界一大きな授業」に参加する議員たち
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参加者のメッセージを外務省に届けました

主催・賛同団体

主催
教育協力NGO ネットワーク(JNNE)
<途上国で教育協力を行うNGO 22 団体のネットワーク>
共催
プラン・ジャパン
助成
庭野平和財団
協賛
KUMON English Immersion Campアーユス仏教国際協力ネットワーク
協力
地球対話ラボ
後援
文部科学省外務省国際協力機構動く→動かすガールスカウト日本連盟「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議なんとかしなきゃ!プロジェクト日本国際ボランティア学生協会日本赤十字社日本YMCA同盟ボーイスカウト日本連盟

*「世界一大きな授業」はJNNE に参加する次の団体が実施しています。
オックスファム・ジャパングッドネーバーズ・ジャパンシャンティ国際ボランティア会セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンフリー・ザ・チルドレン・ジャパンプラン・ジャパンラオスのこども開発教育協会

「世界一大きな授業」事務局

〒154-8545 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22-11F
公益財団法人プラン・ジャパン内
電話:03-5481-0030 FAX:020-4662-2085
Eメール:advocacy@plan-japan.org

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