「世界一大きな授業」は2003年にスタートしました

2000年に開催された世界教育フォーラムで、日本を含む164の国が2015年までに世界中の子どもたちが小学校に行け、大人たちが字を読めるようになる環境を作る合意をしました。教育協力NGOネットワーク(JNNE)は世界のNGO、教職員組合と共に、各国政府が合意した目標が予定通り実行されるため、2003年から毎年「世界一大きな授業」を開催し、途上国の教育の現状を政府や市民に訴えてきました。

2003年、世界で200万人、日本では614人で始まった「世界一大きな授業」は、毎年規模を大きく拡大し2008年には世界で885万人が参加(ギネス認定)、日本でも2014年には約7万人が参加するほどにまでになりました。

2003年

「世界一大きな授業」女の子の教育

4月9日13時、17時、23時(日本時間)に世界で「女の子の教育」をテーマに、学校やグループで授業を実施。この企画は、前年にイギリスでの語学の授業がギネス登録されていた記録(28,801人)を塗り替えようというアイデアから始まりました。200万人が参加してギネスを更新。日本での参加は614人で、北海道から沖縄まで約30か所で行われました。

2004年

世界一大きな政治家への働きかけ

「世界で、学校にいるはずの1億1,500万人の子どもが行方不明」というメッセージを投げかけました。すべての子どもが学校に行けるように、世界の子どもとおとなが手を携えて政策決定者に求めるという取り組みです。

日本では「子ども国会」を開催。子どもとおとなで実行委員会をつくって「子ども議員」を募り、全国の小・中・高校生100人以上が、4月23日、東京の国連大学に集まりました。世界と日本の教育について2日間話し合い、問題点・理想・私たちにできること・日本政府にして欲しいことを意見書としてまとめ、国会議員、外務省、文科省に届けました。

●関連サイト 子ども国会

2005年

「学校へ友だちを送ろう」キャンペーン

「学校に行きたいのに、それが果たされない友だちがいる」「学校に行けるようにして欲しい!」と政府に求めるキャンペーンを実施。等身大の子どもの人形が世界中で作られました。日本では「おともだちパネルコンテスト」を開催。全国から46点が寄せられ、東京の子どもの城で展示するとともに、国会議員に働きかけを行いました。

2006年

「全ての子どもに先生を」キャンペーン

「もしあなたがこの文章を読めるのであれば、それはあなたが教育を受けられたから。」と語りかけるウェブ講座を開設しました。

2007年

教育の権利をみんなの手に!「世界一長い人間の鎖」

世界中の子ども、おとなとウェブ上で人間の鎖をつくるキャンペーンを実施。例えば、自分のアバターの右手はウクライナの女の子とつながれ、左手はブラジルの男の子とつながったのです。日本では、「学校に行きたい!体験すごろく」の貸出を実施。子どもたちが麻生太郎外務大臣と面談し、紙で作った人間の鎖と嘆願書を手渡しました。

くわしくは、こちら

●関連サイト 外務省

2008年

「世界一大きな授業」でギネスに挑戦!

2009年

「世界一大きな授業」世界の子どもたちと「読み書き」について考えよう!

2010年

「世界一大きな授業」ゴールはひとつ! 世界中の子どもに教育を(PDF)

2011年

「世界一大きな授業」女の子と女性の教育(PDF)

2012年

「世界一大きな授業」震災から見えてきた教育の大切さ 報告書表面(PDF)報告書中面(PDF)

2013年

「世界一大きな授業2013」すべての子どもに教育を。みんなが動けば世界が変わる。(PDF)

2014年

「世界一大きな授業2014」すべての子どもに教育を。みんなが動けば世界が変わる。(PDF)